不妊治療のきろく②-1

不妊治療を誰かに話す

妊娠や出産の話は身のまわりでよく聞くことがあっても、不妊治療の話を聞くことって滅多にないと思います。もちろんわたしもそうでしたし、それ故に不妊に対する意識が甘かった部分も。「子供は?」とか「二人目は?」とか、今の時代聞かれるのが嫌な方もいると認知されはじめていますが、わたしも当たり前の感覚で投げかけていた言葉だなと、思い返しては恥ずかしく思うこともあります。
とはいえ不妊治療のことについては、わたしは極度に隠すことなく周りの人にも「話そう」というスタンスでいました。「最近旦那さんがさー」というくらいの気軽さで、時々会って食事をする友達にも「実は不妊治療で病院に通っててさー」と。
重い話だと受け止めて欲しくなかったので、できるだけ前向きにさらっと事実を伝えるように気をつけました。同世代の友達では「それは大変なことだね」と話を聞いてくれて、こちらも情報共有のつもりで「このくらいお金がかかってね。」「今後こうするつもりでね。」「もし万が一似たような悩みをもったときは、経験してるから話してね。」と。不妊自体は誰にでも起こりうるということを改めて共有し合ったり。
年上の方と話した時には「話してくれてありがとう」「実は身近にもこう言う人がいてね」と、話が広がることもありました。やはり結婚・出産を身近でたくさん経験されているだけあり、不妊の悩みに直面した経験のある方もいたようです。そうするとやはり「あぁ、知らないだけで他人事ではない世界なんだな」と改めて思うことになりました。
「辛いことがあったらいつでも話してね」と言ってもらえると、とても気持ちが楽になりました。もしわたしと同じく不妊で悩む方がいたら、ぜひ抱え込まずに誰かに話をしてみて欲しいです。治療の初めの時期から「実は検査からしてみてるんだよねー」と”何気ないことのように自分が話せるうちに”誰かに話しておくことで、聞く側も話を聞きやすいだろうし、今後治療が辛くなった時にも話を聞いてもらえる避難所になってもらえると思うのです。

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投稿者: onimal

北海道在住 0歳児子育て中の主婦 好きなものを記録・共有するべく活動中 ✏︎

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