生後3ヶ月~4ヶ月頃以降、赤ちゃんが「眠い時に」耳を引っ張ることにお困りの保護者の方はいませんか?耳を掴んで引っ張るので耳が切れてしまっている、なんていう場合もあるでしょう。今回はそんな悩みをお持ちの方と情報共有と対策の紹介をするべく記事を書きたいと思います。
🌻忙しい方は1.結論だけ読んで!その他の記事では深掘りをしていますが、結論に書いてあることが全てです。
もくじ
1.結論
検索でこの記事に辿り着いた方は「眠い時に赤ちゃんが耳を引っ張るんだけど、よくあることなのかな?」「どんな風に対策したらいいんだろう?」の答えを求めているのだと思います。結論、その不安を解決するべくふたつのことをお伝えします。まず眠い時に耳を触る理由は「耳を触ると落ち着くから」「癖」であるということ。そして「傷口は清潔に保ちましょう」「対策は眠った後のベビー用手袋で」ということです。
※ 常時耳を触る・痒がる・気にする場合は中耳炎や耳の湿疹がある、異物が入っているなどの場合があるので注意が必要です。
2.生後3ヶ月頃の赤ちゃんの発達
生後2ヶ月~4ヶ月頃の赤ちゃんは、自分の手の存在に気がつき自分の意志で動かすことを覚えはじめます。この頃顔の前に手を持っていきじっと手を見つめるしぐさを「ハンドリガード」といいます。このしぐさが見られた後徐々に手をグーパーして動かしたり、モノが掴めるようになっていくでしょう。それに伴い、赤ちゃんによっては眠い時に目をこすったり、耳を引っ張ったりするしぐさが見られ始めることでしょう。
3.体験談
我が家の赤ちゃんは生後2ヶ月半頃にハンドリガードが見られ、その後おもちゃを手に近づけると握るようになりました。その頃から、眠い時に耳を引っ張りそのままばたばたと暴れるようになってしまったのです。
赤ちゃん自身は力の加減がわからないため、引っ張られた耳の下は左右とも切れて出血し、傷になってしまいました。浅い引っ掻き傷であれば代謝の良い赤ちゃんのことなのですぐに治るのですが、垢の溜まりやすい耳裏が近いので傷口は黄色や白っぽくなってしまいやすく、化膿してしまうのではと心配になります。そこで薬をつけたり清潔にしたりと気をつけてケアをしましたが、少し傷口が回復しても、またすぐに切れてカサブタになってを繰り返しました。特に夜間は泣き出す前に耳を引っ張ってばたばたしてしまうため、朝起きた時には傷口が深くなっているということがよくありました。
そこで、わが家では眠りについてからベビー手袋をするようになりました。指しゃぶりを覚えた赤ちゃんは眠る前に指をしゃぶって自力で眠ろうとするので、眠ってベッドに着地してからというところがポイントです。手袋は夜間に赤ちゃんがしゃぶり毎日べちゃべちゃに濡れていたので、洗濯が追いつかないこともあり大変でした。(手袋のストック5組)
また、赤ちゃんは手に触れたものをとりあえず掴んでいるだけで耳に固執しているわけではない可能性があります。ただそのあたりを触ることが癖になっているだけかもしれませんが、赤ちゃんの力って意外と強いものです。そのあたりを触ったり掻いたりするうちに深い傷が増えてしまわないように、爪は極力短く滑らかに切ってあげることも必要です。(3日に1回くらいの頻度)
結局完全に傷が治るまでには生後2ヶ月半~5ヶ月になるまでかかり、傷口が化膿したり酷くならないように、そして耳を引っ張らせないように対策をする日々が続いたのです。(生後5ヶ月頃になっても耳を触る癖はなくなりませんでしたが、成長に伴ってだんだん皮膚が強くなり切れなくなりました)
4.対策
我が家でとった対策を以下の通りまとめます。
・傷口が化膿しないよう濡らしたガーゼで耳裏を拭き、清潔を保つ
・深い傷が増えないように爪を短く切る(3日に1回くらいの頻度)
・お風呂場で耳の裏や傷口をベビーソープでよく洗う
・注意深く見守り、耳を引っ張ろうとしたら手を抑える
・夜間はベビー手袋をする(手袋のストック5組
以上のことを継続して行い、傷口が治るまで経過を見ました。わたしの場合はこの方法をとり病院に連れて行かずに済みましたが、万が一傷口が酷くなるようでしたら早めに病院を受診するようにしましょう。
5.まとめ
赤ちゃんが変わった動きをすると、保護者としては何かおかしいのではないかと心配になりますよね。耳を触る・引っ張るのが「眠い時のみ」のようであればそれは「耳を触ると落ち着くから」「そういう癖」として様子を見てあげましょう。また、それにより耳が切れたり傷ついてしまった場合には、傷口が化膿しないように清潔を保ち、しっかりとケアをしてあげることが大切です。
耳を触りたそうにしたら大人が耳を撫でてあげたり、落ち着かせてあげれば赤ちゃんは安心するかもしれません。手先が発達した赤ちゃんの成長を感じるしぐさですが、化膿するなどのトラブルを防ぐために様子をみてあげましょうね。